このページの要点
土地と建物を別々に決めず、総予算から土地関連費、建物、外構、諸費用、予備費を配分します。候補地が変わるたびに資金表を更新します。
総予算の上限を決める
借りられる額ではなく、毎月の返済、固定資産税、保険、光熱費、将来の修繕を含めて続けられる額を置きます。
土地で変わる費用を分ける
造成、擁壁、地盤改良、上下水道、浄化槽、残土、接道、農地転用は土地ごとに変わります。土地契約前に概算の根拠を集めます。
| 土地条件 | 見積へ入れる費用 | 確認先 |
|---|---|---|
| 高低差 | 造成・擁壁・階段 | 住宅会社・設計者 |
| 地盤 | 調査・改良 | 地盤調査後 |
| 上下水道 | 引込・負担金・浄化槽 | 市町村・事業者 |
| 前面道路 | 乗入れ・セットバック | 市町村・設計者 |
| 農地 | 転用・造成・工程 | 農業委員会等 |
会社比較では同じ資金表を使う
見積の項目名を共通の費用区分へ移し、別途、概算、一式に印を付けます。
支援制度は契約前に対象を確かめる
福島県は国・県・市町村の住宅支援制度をまとめています。年度、世帯、住宅性能、工事着手時期、併用可否によって対象が変わるため、申請主体と期限を資金計画へ入れます。
最初の資金表は入居までの支払い順に作る
予算を整理するときは、土地と建物の金額を一度に埋めようとせず、支払う時期の順に項目を並べます。土地を購入するとき、工事を契約するとき、着工から完成まで、入居の前後という区切りで考えると、総額に加えて手元の資金が必要になる場面も見えてきます。金額が決まらない項目は空欄にせず、概算であることと確認先を書いておきましょう。
家具、家電、引越し、カーテンなどは、建物の見積もりに含まれるかを確かめます。今の住まいで使っているものを持ち込む場合は、寸法や搬入経路も必要です。家族で項目を見直し、入居時に必要なものと後から購入できるものを分けると、契約する工事へ使える予算を決めやすくなります。
同じ名前の費用も含まれる作業を照合する
複数の見積書を比べる際は、項目名をそろえるだけでなく、含まれる数量と工事の範囲を確認します。たとえば外構という項目でも、駐車場、塀、植栽、照明のどこまで含むかは提案によって異なります。見積書の脇に対象の図面や仕様書を置き、家族が必要としているものが入っているかを一つずつ確かめましょう。
金額の差が大きい項目は、安い理由や高い理由を聞きます。仕様、数量、施工方法、別途扱いの違いが分かれば、比較する条件をそろえられます。見積書にない作業が不要とは限らないため、含まれていないのか、まだ調べていないのかを区別して回答を残すことが大切です。
予算を超えたら暮らしへの影響で見直す
総額が希望を上回った場合は、すべてを一律に削る前に、家族が大切にしたい条件を確認します。部屋の広さ、設備の種類、仕上げ、外構の時期など、変更できる項目を分けましょう。それぞれを変えた場合の金額と生活への影響を住宅会社へ聞くと、残したい条件を守りながら調整できます。
見直した内容は、図面、仕様書、見積書へ同じように反映されているかを確かめます。口頭で設備を外したつもりでも、古い資料が残ると比較しにくくなります。変更した日と内容を記録し、次の打合せでは最新版を使ってください。未確定の工事が残っている場合は、その分まで使い切らずに配分を考えます。
契約前には未確定の費用と支払い時期を残す
契約前の資金表には、確定した金額、概算、別途の項目を区別して記載します。調査後に金額が変わる項目は、調査する時期と説明を受ける予定を確認しましょう。支援制度を使う場合も、申請の条件と入金の時期を担当窓口に確かめ、工事代金を支払う予定とは別に整理してください。
住宅会社と金融機関の説明を受ける際は、借入れの条件と工事の支払い条件をそれぞれ確認します。家族が無理なく続けられる支出の範囲を共有し、金額が変わったときは資金表全体を更新しましょう。最終的には、何にいくら使うかと、いつ支払うかを家族で説明できる状態にしておくことが役立ちます。
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